iCloud beta 7 リリース

iCloud beta 7が開発者向けにリリースされました。秋のサービス開始に向けて着々と進んでいるようですね。

開発者向けのLionの新機能紹介を見るとiCloudが一番最初のトピックになっていて、しかも原文では文章全体の1/3程度の分量で記述されています。このことから、iCloudこそがAppleが新OSでやりたかったことなのではないかと思われます。

 

iCloudは、Appleがインターネット上にコンテンツの保管領域として提供してくれるサービスです。無料で5GBまで利用でき、お金を払えば容量を増やすことができます。アプリケーションがiCloudを利用するように作られていれば、iMac, iPad, iPhoneなどの異なるデバイスで文章などのコンテンツを共有できるようになります。

 

また、コンテンツ以外にも少量のデータを保管する領域があり、アプリケーションの作り込みでその領域を使うことができるようです。iCloudの概要で紹介されている例では、雑誌アプリケーションが最後に読んだ雑誌とページ番号の情報をしおりのようにiCloud上に保存しておくと(アプリケーションがそのように作成されていれば)、全てのiOS,OS Xデバイスで最後に読んだ雑誌のページ位置をアプリケーション起動時に表示することができるとしています。

私は個人的に、この機能にとても期待しています。これがアプリケーションで実現されるようになれば、例えば、某掲示板で「ここまで読んだ」のレスをする必要がなくなったりするでしょう。