iMac 27インチでのLionの使用感

7月28日にiMac mid 2011を買ってその時からOS X Lionで使っています。

そのiMacから音がでなくなったので、今日Appleの修理センターに送ることになっています。戻ってくるのに1週間から10日かかると言われているので、ちょうど3ヶ月使った感想をまとめておきます。

iMacを買った経緯

iMacを買うまでは、Snow LeopardのMacBook ProとWindows PCを使用していました。

自作Windows PCの稼働音がうるさくなってきていて、いろんなパーツが経年劣化している感じで、もうケースとHDD以外のほぼ全部のパーツを買い換えな勢いだったのです。なので、OSもXPだったこともありますが、Windows 7の購入も必須で総額が結構な値段になりそうなので、iMacと比較しました。そして、ちょうどXcodeを使ってアプリケーションを作っていて広い画面が欲しかったのと、OS X Lionを使ってみたかったのと、Xcode4がOS X Lionだと無料だというのも重なってiMacを購入しました。

27インチの画面

iMacは、机の奥に置いてあるラックの今まで本などを置いていたスペースに設置しました。iMacの隣に少し本を置こうと思っていたのですが、実際設置してみると、バックアップ用の外付けHDDを置いて、USBなどのケーブルを差し込む時に手を回す空間をとると、本を置く余裕が全くなくなりました。しかし、考えようによってはスッキリしたとも言えます。今まで17インチのディスプレイを使っていたので、面積的に3〜4倍ほどのディスプレイになって大きさの違いは明らかですが、威圧感とかは特に感じませんし、その大きさにもすぐに慣れました。

解像度が2560×1440なのはすごくいいです。表示領域が広くて複数のウィンドウを同時に表示させられるので、マニュアルやヘルプを見ながら行う作業などが格段に効率良くなりました。

あと、これはディスプレイの性能のおかげかどうかわかりませんが、予想以上に文字が奇麗に見えます。MacBook Proで表示される文字はギザギザで、遠目に見てもそのギザギザ度合いがわかります。しかし、今回購入したiMacでは普通に使っている限りそれが全く分かりません。

とても奇麗です。Safariでピンチでズームなどをして拡大させるとその奇麗さが一層際立ちます。

そこで、そのままだと文字が小さくて目が疲れそうというのもあって、フォントをアプリケーションごとに見やすいサイズに大きく変更して使っています。

OS X Lionのジェスチャー操作

Snow Leopardのジェスチャーと移動させる向きが逆になっているので、最初はかなり違和感がありますが、そのうち慣れました。

Magic Mouse

私には、OS X Lionがゆらゆらと揺れているOSのイメージが出来てしまいましたが、それはきっとMagic Mouseのジェスチャーのせいです。2本指スワイプでデスクトップを切り替えることができますが、マウスって無意識につかむと自然と人差し指と中指の2本の指がマウスに触れます。そして、マウスを使おうと思った時は大抵キーボードから勢い良くマウスに持ち替えるので、その勢いで触れた2本の指が少しずれます。そうするとデスクトップ切り替えジェスチャー機能が働いてデスクトップがずれます。これが、結構な頻度で起こるのです。つまり、OS X Lionが不安点なイメージは、このゆれが原因なのです。OS自体はこのイメージよりもう少し安定度合いが高いはずです。

Magic Trackpad

Magic TrackpadでOS  X Lionを使うととても快適です。

私は、タッブで辞書検索、ピンチでズーム、タップでズーム、3本指ドラッグを頻繁に使っていて、特にタップで辞書検索が出来るのが気に入っています。(辞書検索の様子:Magic Trackpadの電池交換2回目

ブラウザはSafariが快適

MacBook Proではブラウザとして90%近くFirefoxを使っていたのですが、OS X LionではSafariが快適です。使っている割合は95%以上です。それというのも、タップで辞書検索や、ピンチでズームなどのジェスチャー操作が一番快適に出来るのがSafariだからです。

iMacの内蔵スピーカー

もともと付属しているものなので、たいしたものではないのでしょうが、私のMacBook Proよりは遥かに音が良いです。ちゃんとステレオ感があるし、MacBook Proよりもノイズが少なくて奇麗な音です。

不具合など

OS X Lionの出始めから使っているので、トラブルがいくつかありました。(OS X Lionの不具合)しかし、致命的な問題から徐々に解決されてきています。現時点では、スリープがらみのWi-FiやBluetoothの接続トラブルがまだ残っています。これからOS X Lionで使う方で気になる方は、この不具合が解決されるまではスリープ運用を控え目にして電源オフ出来る時は電源オフした方が良いかもしれません。Appleサポートの方のアドバイスでは、1ヶ月に1回くらいは完全放電をさせるために電源を落としたほうがよいとのことでした。

そういえば、MacBook Proは半年以上電源を落とさずにスリープ運用していたりするなぁ、これからはたまに電源を落としてあげないと…。

まとめ

3ヶ月使用した感想は、大満足です。きびきび動きます。Safariで新規ウィンドウを開くなんて一瞬で何のストレスもありません。画面が広々としていて見通しが良くなって効率が上がりました。ジェスチャー操作も快適です。辞書検索が簡単に出来るようになったので、英語のサイトを積極的に見るようになりました。さらに、購入資金にタバコ代をあてたので、3ヶ月間禁煙できています。

WindowsはGIMPを使うときに仮想環境で使うくらいですが、それも最近Pixelmator2を使い始めたので全くWindowsを立ち上げなくなりました。

今回、音が出なくなったのでAppleのサポートに連絡して修理してもらうことになりましたが、自作PCではこうはいきません。購入後90日間の無償テクニカルサービスがついているので、困った時には電話で相談できるのが助かります。ハードとソフト(OS)一体でサポートしてもらえるので困ったことは全部相談できます。自作PCだとトラブルの原因のパーツを特定するためにあちこち電話して、最後には原因がよくわからなくて、Microsoftに聞くしかない状態になって、でもMicrosoftに相談するにはものすごい費用がかかるので結局なんだかわからないまま諦めるしかない状態になりがちです。

iMac27インチはかなり大きくて重いので修理に出すのも大変だなと思っていたのですが、ヤマトの宅配便でiMacを引き取りに来てくれて修理が終わったら送ってくれるようです。サポート体制はすばらしいですね。

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