docomo第2四半期決算説明会より

2011/11/2にdocomoの決算説明会がありました。

Xiのキャッシュバックキャンペーンのおかげで実質2万円ほどでiPadを手に入れることができた身としては、docomoには感謝しつつ更なる期待をしてしまうわけで、docomoの一挙一等即が気になります。

Xiの契約実績と今後の計画数

説明会の資料(2012年3月期 第2四半期決算説明会)によると、9月末の契約数実績が39万で、2011年度の年間販売計画は140万を予定しているようです。

Xi端末から全docomo端末へ月1,480円で24時間かけ放題という魅力的なプランを始めるとはいえ、肝心の対象になる端末がスマートフォンの4機種のみでまだ発売されていませんし、来年の2月に発売予定のものまであります。計画されている契約数は達成できるのでしょうか、少し不安です。

  • GALAXY S II LTE SC-03D(2011/11月〜12月発売予定)
  • ARROWS X LTE F-05D(2011/12月発売予定)
  • Optimus LTE L-01D(2011/12月発売)
  • MEDIAS LTE N-04D(2012/2月発売予定)

 

質疑応答より

質疑応答よりいくつか抜粋。

質問 回答
足元のスマートフォン販売状況が好調で、今期の販売数見通しを上方修正したと理解しているが、直近で他社がiPhone4Sを販売開始している。競争対抗の影響を業績にどう織り込んでいるのか。

iPhone4S販売直後、10月14日から17日のMNPポートアウトは前月同期比で2.5倍であったが、10月18日から31日については1.2倍に収束している。例年10月は新モデル発売前で通常販売が苦戦するが、今年の10月の新規販売数は対前年同月比で1.3倍となった。この状況をみると、iPhone4Sの影響は大きくないと考える。10月18日に発表した冬春モデルはお客様の反応も良く、当社は端末・サービス・ネットワークの充実が武器であり、他社に売り負けしないと考えている。
Xiのキャンペーン価格は、来年のキャンペーン終了時に元の価格に戻すことを前提に中期ビジョンを策定しているのか。キャンペーンを終了することで、解約が増えたり流動性が高くなったりすることは想定していないのか。キャンペーン価格の据え置きの可能性はないのか。 キャンペーンは来年4月末で予定どおり終了する予定。もちろん競争状況を見なければならず、硬直的に絶対に終了するというものではないが、今の時点では元に戻すつもりである。LTEは非常に高速で使いやすいサービスなので、お客様にもその効用料金が受け入れられると考えている。音声の1,480円自網内定額も用意しているので、音声を多く使うお客様にも加入していただけると考えている。
 春商戦のキャンペーンは今以上に販促費を織り込んでいるのか?  その通り。
端末価格での競争対応はありうるのか。 その可能性はある。現時点でも、Xi端末についてはお客様が買いやすい価格になるように、FOMAよりも手数料を上積みしている。
スマートフォンの2015年度の目標が4,000万契約で、そのうち3,000万契約がXiによるものということだが、そのうちデータカード・Wi-Fiルーター、タブレット、スマートフォンの内訳はどのように想定しているか。 データカードとWi-Fiルーターで全体の1割弱、タブレットで全体の1割強を想定している。Wi-Fiルーターやデータカードについては、これからXiのデータプランを含めて訴求していきたいと考えている。また、タブレットについてはXiの高速通信を武器に法人市場を開拓していきたい。

iPhone4Sに対抗するキャンペーンはしないようですね。

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