昨日紹介したiTunes UのiOSアプリ開発講義ですが、この講義の公式サイトがありました。
http://www.stanford.edu/class/cs193p/cgi-bin/drupal/
このサイトで、実際に大学で使われている補助資料や課題、ソースコードなどをダウンロードできます。
Lecture 2の補助資料として、Walkthrough iOS 5.pdfというPDFファイルをダウンロードできるのですが、ダウンロードしてみてびっくり!
なんと、215ページに渡ってXcodeの操作方法から電卓アプリを作り上げるまでが事細かに説明されていました。
講義ビデオでは説明されていなかった引き算と割り算の実装の仕方も説明されています。
Xcodeの画面をキャプチャして注釈が貼付けられているので、資料を見ながらコーディングすれば全く初めての人でもきっと理解しながら電卓アプリが作れます。
RPN電卓
唯一ひっかかりそうなのは、この電卓アプリがRPN電卓なので普通の電卓とは入力順が異なることです。
RPNは、逆ポーランド記法のことで、計算対象の2つの数字を先に記述して、そのあとで演算子を記述します。
例えば、
3 + 4
は、
3 4 +
という順で記述します。
(1+5)*(2+3)
は、
1 5 + 2 3 + *
という順で記述します。
Macの計算機にもRPNモードがあって、表示メニューからRPNモードに変更すれば、この講義で作った電卓アプリが正常に動いているか確認することが出来ます。
Lecture 2の補助資料の要点
・Outletは、storyboardからヘッダファイルに接続を作成する
・Actionは、storyboardから実装ファイルに接続を作成する
・自分でgetterやsetterを実装したら@synthesizeより優先される
・全てのプロパティインスタンスは、0で生成される
→ポインターの場合はnil、BOOLの場合はNOで生成される
・@synthesizeのプロパティは、アンダースコアをつけた代替名称を定義して代替名を使う
(例)
@synthesize operandStack = _operandStack;
理由:getterの名前とインスタンス名が同じなので、明確に区別するため
・optionキーを押しながらメソッドをクリックすると簡易ヘルプが表示される
・optionキーを押しながらメソッドをダブルクリックするとヘルプ検索画面が表示される
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