iOSアプリ開発にはiMac27インチが便利

最近iOSアプリ開発を始めて思ったこと、それはやっぱりiMac27インチの画面は広くて便利！

私がiMacでアプリを開発している時のディスクトップの状態がこれです。

アプリ開発では複数のソースコード間を行ったり来たりして編集しますし、画面の流れを作ったり、画面上のパーツ属性を設定したりするので、画面が広い程Xcodeの複数の機能を一度に使えて便利です。そして、iOSのアプリ開発では画面定義のstoryboardからソースコードにマウスでドラッグして接続することで画面のパーツとコードとを関連付けます。そのため、横方向にソースコードとstoryboardを並べて表示させる必要があり、画面が広い方が作業が楽になります。また、画面の定義では、iPadの画面を作成する時は特にですが、実物大のサイズで各パーツを設置してサイズ調整を行うので画面が狭いと全体が見えなくて作業がしにくくなります。実際、iTunes UのiOSアプリ開発講義のデモではMacBook Proが使われていて画面が狭いので、位置合わせなどに手間取っていました。

画面定義時の細かい作業以外にも、シミュレータが実寸サイズなのでiPad(768×1,024)の場合は縦方向のサイズが必要になります。また、Xcodeのデバッグ機能の表示エリアが下にあるので、iPhoneの場合でも画面の縦が長い方が楽です。

Xcode以外にもアプリを開発する時には、仕様を見たり、メモを取ったり、ネットで分からないことを調べたりということが頻繁に発生します。また、それらの間でコピー＆ペーストも頻繁に発生するので、同じディスクトップにあれば便利です。

■仕様書（PDFの電子文書）

特に仕様については、仕様の中に自分の解釈などをメモ書きしたり、重要な部分にハイライトマークを入れたり、完了した部分を線で消したりすると作業が捗ります。紙と違って線で消した部分も再確認するときに元に戻して読めるようにできますし、検索もできるので便利です。

■テキストエディタ

アプリ開発中は何かとつまずくことが多いので、テキストエディタでメモ書きしています。例えば、この機能を実現するにはこのクラスのメソッドが使えそうだけど、使い方を調べるのに時間がかかりそうだからいったん分かっている部分だけをドキュメントからコピーしてメモに残しておくとか、クラッシュした時のエラーログをコピーしてメモに残しておくとかです。

■ブラウザとAppleドキュメント

アプリ開発が初めてだと、Appleのドキュメントから必要な情報を見つけられないこともしばしばです。やりたい機能がどのカテゴリーに含まれているのか分からないのでどのドキュメントを見れば良いのか分からないのですね。そういう時は、ネットで検索すると大抵の手がかりはつかめます。手がかりというか答え（実装例）をずばり教えてくれている場合もあります。そのため、アプリ開発の経験が少ない人ほどブラウザがXcodeと同じディスクトップにあってすぐに検索できたほう便利です。上級者になれば、このブラウザの部分にAppleのドキュメントを配置してドキュメントをすぐに参照できるようにするのでしょうね。私の場合は、アプリ開発が初めてなのでブラウザでネット検索する方が便利なのと、Appleのドキュメントはいろんなドキュメントを頻繁に何度も参照することになるので別にドキュメント用の専用のディスクトップを作っています。そして、そこにはNSStringやらNSArrayやらUIViewControllerやらのクラスリファレンスとファイルシステムやらCore Dataやらビューコントローラやらのプログラミングガイドが常に表示されている状態にしています。私はまだ開発者登録していなくて、Xcodeから直接ドキュメントを参照すると閲覧権限がないというエラーになって見れないので、ブラウザでAppleの公式サイトのドキュメントを見ていて、Safariのタブやウィンドウを複数使ってドキュメントを表示しています。

アプリ開発するときは、iMac 27インチのように画面が広い程、ツールが便利に使えるし、メモ書きや調べごとのコピー＆ペーストも楽にできるので便利で楽です。

MacBook ProやMac miniの方もiMac27インチと同じ2,560×1,440の解像度で表示出来るディスプレイがあるので、ご紹介しておきます。

※古いモデルのMacをお持ちの方は、Macのグラフィックチップが2,560×1,440の解像度で外部出力できるかどうかをご確認ください。最近のモデルのMacBook ProやMac miniは、TunderboltのポートにMini DisplayPortのコネクタを差し込んで接続できます。