iMacでWordPressの使い勝手をチェック

jimdoの編集用サーバーからのレスポンスが遅いことが多く、一昨日はついに一晩中レスポンスがなくブログを更新できなかったので、サーバーの移行を早急に検討しないといけなくなっています。

そこで、ブログの作成ツールで有名なWordPressをiMacにインストールして試してみました。

 

iMacにWordPressをインストール

WordPressは、SQLデータベースを使うらしく、簡単に必要な環境を作るためにXampp For Mac OS X からインストールしました。

Xammp for Mac OS X をインストール

■ダウンロードサイト:http://www.apachefriends.org/jp/xampp-macosx.html

ダウンロードしたら、アプリケーションフォルダに放り込むだけでインストールできるらしいのですが、エラーで動かなかったのでぐぐって対処しました。

結果的に、アクセス権を次のように変更したら動きました。

xamppfiles以下を全て"everyone"に、"読み/書き"権限をつける

xamppfiles/etc/my.cnfだけは、everyoneを"読みだしのみ"にする

各種設定ファイルをいじるのは、次のサイトを参考にしました。

 

参考にしたサイト:TECH-GYM - XAMPP for Mac OS Xを使って開発環境を構築する

 

WordPressのインストール

■ダウンロードサイト:http://ja.wordpress.org/

次のフォルダにダウンロードしたwordpressのフォルダを放り込むだけでインストールできるらしいのですが、エラーがでたのでまたぐぐって対処しました。

/Applications/XAMPP/xamppfiles/htdocs

 

結果的に次のようにアクセス権を設定したら動きました。

wordpress以下を全て"everyone"に、"読み/書き"権限をつける

wp-config.phpの最後に次の行を書き込む

define('FS_METHOD', 'direct');

 

テーマを物色

PageLinesというテーマにしました。スマートフォン対応とかHTML5対応とか考えてしまいましたが、最終的にはデザインが自分の好みにあったものになりました。

デザイン面で最低限の基準にしたのは、背景が白色でサイドバーがスッキリしていることです。

背景が白以外だと、画像を貼付ける時に透過処理しないと見栄えが悪くなって手間がかかるからです。

 

PlageLinesの設定

設定できる項目が多いので、誰もが探しそうなことを書いておきます。

内容
設定方法
記事の作者を表示しないようにする Blog And PostsのAuthorのチェックボックスを外す
フッタのメニューを消す Template SetupでSite Footerを選択して、左の枠にあるアイテムを全て右に移す
前の記事と次の記事へのリンクを表示させる Template SetupでPage Content Areaを選択して、Post Navigationを右から左に移す
パン屑リストを表示させる

(1). WordPressのプラグインにBreadcrumb NavXTを追加

(2). PageLinesのTemplate SetupでPage Content Areaを選択して、Breadcrumbを右から左に移す

記事の最後に共有ボタンを付ける

(1). Template SetupでPage Content Areaを選択して、Content Sharing Toolを右から左に移す

(2). Brog And Posts のPst Footer Social Links Text の文字を変更(削除)

(3). その下にあるPost Footer Sharing Iconの一覧から不要なアイコンのチェックを外す

メニューをプルダウンメニューにする

Header And NavのEnable Drop Down Navigation? のチェックボックスにチェックを入れる

 

 

使ってみた感想

これは便利すぎます!

jimdoでも何も知らなくてもブログが書けたり、ホームページのコンテンツを作れたりするので、十分楽なんだと思っていましたが、比較になりません。

今、jimdoでは次のことを手作業(手入力)でやっていますが、それがWordPressだと全自動です。

  • ブログ記事につけたカテゴリをサイドメニューに表示
  • プログ記事を作成月別に分けてサイドメニューに年月表示
  • ブログ記事の前の記事と次の記事へのリンクを表示
  • コンテンツの最後にソーシャルサービスへの共有ボタンを表示
  • コンテンツページにパン屑リストを表示
  • 引用文の背景色を変えて目立たせる

他にも次のようなことが便利だと思いました。

  • 定期的に編集中のコンテンツを保存していて、復元できる
  • コンテンツを公開前に下書きできる
  • コンテンツの公開予定日を設定できる
  • コンテンツ編集時に、実際の表示内容とHTML形式での内容を簡単に切り替えられる

jimdoの方が良いなと思うのは次のことです。

  • 表が簡単に作成できる
  • 水平方法に簡単に段組みできる

あと、比較としては、jimdoがサーバーレンタル料が無料なのに対して、WordPressだとレンタルサーバーを借りる必要があるということです。

しかし、その分サイトのパフォーマンスが期待でき、レスポンスが遅くて記事の編集すらままならないとか、記事の作成で応答待ちの無駄な時間がかかる(見出しを1つ追加するだけでも数分待つ時がある)ということがなくなりそうです。さらに、ページの読み込みが遅い(Googleのツールによるとネット全体の73%よりも遅い)せいで、検索されてもページを開く前にユーザが別のサイトに行ってしまうということもなくなりそうです。また、ホームページのコンテンツの階層にも量にも制限がなくなるので、自由に好きなだけコンテンツを作成できます。

そういうわけで、レンタルサーバーを借りる気満々な状態ですが、やっぱり有料となるのが大きなハードルですね。踏ん切りがつくまでしばらくかかりそうです。使いにくくても無料というのは大きい…。