グレードの検討

Macは、スペックや画面サイズなどでグレードが分かれています。どのグレードにするかは非常に悩ましいところです。

ここでは、1つの考え方を示してみます。ご参考にどうぞ。

物理的制約

購入するグレードを決定するには、まず物理的制約から考えると思います。

iMacであれば、設置スペースの制約があって小さい方が良かったり、ノートであれば、毎日の持ち運びには少しでも軽い方が良いなどというのがあると思います。

 

次の買い替えを考えてみる

次の表を見てください。iMacの製品切り替え履歴です。


発売日

変更内容

ディスプレイサイズ

Early 2006 2006/01/10 Intel Core Duo搭載。
17/20
Late 2006 2006/09/06 CPUがCore 2 Duoに。 17/20/24
Mid 2007 2007/08/07 外装にアルミが使われ薄型化。 20/24
Early 2008 2008/04/28 FSBが1,066MHz, メモリがDDR2へ。 20/24
Early 2009 2009/03/03

スタンドのデザイン変更。

メモリがDDR3へ。

20/24
Late 2009 2009/10/22

外装が全面アルミに。

LEDバックライト、IPS方式。

Core i5, i7の選択が可能に。

付属入力装置がワイヤレスに。

21.5/27

 

Mid 2010 2010/07/27

CPUが全てCore iシリーズに。

メモリクロックが1,333Mhzに。

GPUが全て外部GPUに。

21.5/27

Mid 2011 2011/05/03

CPUがSandyBridgeに。

Thunderbolt搭載。

Magic Trackpadが選択可能に。

ハードディスクが交換不可となった。

21.5/27

表をみると、早ければ半年程度で新製品に切り替わって性能がアップし、2年ほど経つとデザインを含めて大幅な変更が行われていることがわかります。

この製品ライフサイクルと自分の性格を考慮して、次の買い替えのタイミングを考えます。ここでは、大雑把に次のパターンに分けて考えてみます。

  • 常に最高のスペックのものを使いたい → 最高のグレードのものを購入
  • 古いデザインのものを使うのは嫌 → 次の買い替えは恐らく2年以内
  • スペックやデザインにはこだわらない → 次の買い替えは壊れた時

2年以内に買い替える場合

2年以内に買い替えることが分かれば、そこから予算がある程度限定されてくると思います。予算が限られている場合、2年で買い替えになるのであれば、最高のグレードのものではなくてもいいかもれません。むしろ、少し下のグレードのものを買って、上位のグレードを買った場合との差額は次の買い替え時の購入資金にしたほうがいいでしょう。

壊れるまで使う場合

次の買い替え時期が未定の場合は、予算に応じてグレードを決定することになります。

運が悪くなければ5年程は壊れずに使えるでしょう。流石に5年以上は、環境が変わりすぎて使える可能性は少ないです。そこで5年後に買い替えると考えて、予算に応じてグレードを決めます。1つの考え方として、5年も使うのだから予算の許す限り最高のスペックのものを購入するという選択ができます。また別の考え方として、5年のスパンで見た場合、最高のグレードのものと最低のグレードのものの性能差なんて微々たるものだから、最低のグレードのものを購入するという選択もあると思います。どちらも間違った選択ではないので、自分の性格次第です。

 

その他

上述した内容の他には、自分の使用用途を満足させるグレードかどうかを合わせて検討することになると思います。例えば、動画の編集処理はわりと負荷が高い処理なので、快適に行いたい場合は最上位のグレードがいいかもしれません。

2011/8/27