バックアップ装置

Macを買う時には、バックアップ装置も買って、自動でバックアップをとることをお勧めします。初期設定やファイルの復元がとても簡単で、なにより日々安心して使うことができます。

バックアップ用の外部ハードディスクの選定には、まず接続方法を決めます。

接続方法を決める際は、Macに有線で接続するか、線は繋がず無線にするかを決めます。iMacやMac mini, Mac proは一度配置するとめったに動かさないので、有線がお勧めです。理由は転送速度が速いことと、問題が発生する要因が少なく、その結果信頼性が高くなるからです。

無線接続にしたい場合は、Apple 純正のTime Capsuleを購入します。

有線の場合は、特別な事情がない限り Firewire800での接続をお勧めします。

■Thunderbolt

最近発売されたMacならThunderboltで接続できますが、まだ外付けの装置が出回っていません。Apple Storeで購入できるPromise Pegasus R4 4TB (4x1TB) RAID Systemという製品は99,800円です。お金に余裕があればこれが一番良いでしょうが、Tunderboltは最新技術のため、今後各社からThunderboltで接続可能なバックアップ装置がでて価格が下がる可能性があることを考えると、今買うのは少し割高感があります。 

追記（2011/9/21）：

LaCieからThunderbolt接続の外付けハードディスクが発売になり、Apple Storeで購入可能になりました。（参考記事：LaCieがThunderbolt接続外付けハードディスクを発売）

追記（2012/1/19）：

LaCieからSSDを2個搭載したThunderbolt接続の外付けハードディスクが発売になり、Apple Storeで購入可能になりました。Thunderboltの性能をいかせる程の読み書き速度ではないものの、SSDには静音というメリットがあります。音が気になる方は購入候補に入れても良いかもしれません。

■USB2.0

USB2.0で接続できるバックアップ装置はたくさんあり、価格も安いので手に入れやすいですが、データ転送速度が遅いです。Firewire800で接続できるバックアップ装置とそれほど価格差はないですが、データ転送速度は大きく異なるので、Firewire800で接続できるバックアップ装置の方がコストパフォーマンスがいいです。

■有線ネットワーク

これは、つまりNASのバックアップ装置ですが、正式にはサポートされていません。しかし、裏技を使えば使用できるようになります。ただ、私はお勧めしません。

なぜかというと、ネットワーク線を使うということは、インターネットへのアクセスとデータ線を共有するので、お互いに悪影響を与えやすくなるからです。実際に私もNASにタイムマシーンでバックアップしていたことがあるのですが、少し大きめのアプリケーションをインストールしたときなどバックアップ量が増えた時に、Macの応答が悪くなるなどの影響がでました。

つまり、MacのCPUなどのシステム性能がよくても、バックアップする際のデータ転送速度が遅ければ、その影響をうけてバックアップしている間はMacが使いにくくなるのです。

以上の理由より、現時点での私のお勧めは、Firewire800で接続できるバックアップ装置です。

■Firewire800

一部のMacの機種でFirewire800をサポートしていない時期があったので、自分のMacがFirewire800で接続可能かどうかを念のため確認しましょう。FirewireはFirewire400とFirewire800の２つがあり、コネクタの形状が異なります。

Apple Storeでも販売されている製品の中で、各接続方式別の一番安い製品の一覧です。

Thunderbolt接続の製品はメーカー別ストレージ種類別に最安値の製品を掲載しています。

■Amazonの商品ページへのリンク

update 2012/1/19

2011/8/21