キーボードの検討
Apple純正のキーボードは次の4種類あります。
- Apple Wireless Keyboard (JIS)
- Apple Wireless Keyboard (US)
- Apple Keyboard (テンキー付き - JIS)
- Apple Keyboard (テンキー付き - US)
注意点は、テンキー付きのキーボードがUSB接続で、無線ではないことです。
JISキーボードとUSキーボードの違い
見た目の違い
USキーボードのほうがキーの数が少ないことと、ひらがなの刻印がないので見た目がすっきりしています。
キーの大きさの違い
USキーボードの方がスペースキーとdeleteキーが大きいので、その2つのキーはUSキーボードの方が入力しやすいです。
JISキーボードは、enter(return)キーが大きいのですが、これは大きさが異常すぎるので入力のしやすさにはつながらない気がします。USキーのenter(return)キーの方が自然な大きさで入力しやすいと思います。
キーの配列の違い
修飾キーと特殊文字の配列が異なります。
■修飾キー
commandキー、controlキー、optionキー、fnキー、caps lockキーの場所が違います。
optionキーは、USキーボードには2つあります。
■特殊文字
違い | 特殊文字 | 備考 |
場所 |
@, &, *, (, ), |, {, }, [, ], ~, + |
|
shiftキーの同時押し |
_, =, ^, ', " | |
存在しない | バックスラッシュ( \ )がUSのみ | JISは、option + ¥ で入力 |
■配列の違いによる影響
特殊文字のキーをよく使うケースとして考えられるのは、プログラミングでソースコードを入力する時です。特に、MacやiPhoneなどのアプリケーションを作る際には、Objective-Cという言語を使いますが、この言語では大括弧( [ ] )をよく使います。どちらのタイプの配置が入力しやすいかは、慣れによるところが大きいと思います。強いて優劣をつけるとすれば、イコール( = )記号は、JISキーボードの場合shiftキーを押しながらマイナス( - )キーを押すので、若干USキーボードの方が有利なように思います。
どちらがよいか?
キーの大きさや配列が違うので、自分が慣れている方を使うのが一番です。
ブラインドタッチが出来ない人でも、よく入力するキーの位置は体が覚えています。ですので、違う配列のキーボードに慣れるのに相当時間がかかります。ブラインドタッチが出来る人なら尚更です。
その慣れるまでの間は、とてもストレスが溜まりますし、入力ミスが増えたりしてムダな労力がかかります。人にもよると思いますが、私の場合は慣れるまでに確か数ヶ月はかかりました。
もし、仕事場と自宅などのように複数の環境でそれぞれ違うタイプのキーボードを使っていると、いつまでたっても慣れずに、使うたびにストレスが溜まることになります。
どちらのタイプのキーボードも良いところと悪いところがありますが、そのほとんどが慣れによって吸収できてしまうことと、システム環境設定のキー割当の変更や、ソフトウェアを使ったキー割当の変更でカバーできることが多いです。
2011/08/28